Skip to content

AT Protocolとは(2026年5月時点)

別名「ATProto」、「atproto」、「atmosphere」等 ※非専門家向け

あ
May 29, 20261 min read2 reads

AT Protocolのデベロッパー界隈の投稿を見ていると、そもそもAT Protocolとは何か、どういった仕組みなのか、専門知識のない方にどう説明するとよいのか(専門用語を使わずにどう説明するか)かなり議論されているものの、私の知る限りは落としどころは見つけられていない。

専門家の方々がそんな調子なので、ふわっとしか分かっていない私が説明を試みるのは危険な気がするけれども、ふわっとしか分かっていないからこそふわっと説明できる可能性があるし、非専門家に向けた情報は(多分)まだ限られているので、以下、とりあえず書いてみる。

なお個人的には専門用語も適宜説明すれば全然使っていいのではないかと思っている。

【2026年6月追記】あれ??

リレーとかappviewとかについても書いた方がいいかなと思いながら下書き保存して放置していたと思っていたら、何か操作を間違えたのか、いつの間にか公開されていた模様。でももう全然5月時点ではないし、一旦これはもうこういうブログ記事ということにする。

注意事項

  • 私自身ちゃんとした知識があるわけではないので、詳しいことは間違っている可能性あり
  • ATProto関連は主に英語で読んでいるので、カタカナ表記がおかしい可能性あり。怪しいときには元の英語も併記する

AT Protocolとは

まずはGoogleに置き換えて考えると分かりやすいと思う。

Googleのアカウントを作ると、その同じ一つのアカウントでGmail、Google Calendar、Google Drive(Google Docs、Google Sheetsほか)、Google Mapsなどといった複数のサービスを利用できる

AT Protocolのアカウントも同様に、同じ一つのアカウントでBlueskyを筆頭とした各種ATProtoサービスにログインできる。Blueskyがダントツで知名度が高く、Bluesky経由でアカウントを登録する人が圧倒的過半数なので「Blueskyのアカウント」という認識が一般的だろうけれども、Bluesky以外のATProto(AT Protocolの略称。そもそもAT Protocolも実は「Authenticated Transfer Protocol」の略称)のサービスもどんどん増えている。

Googleとの一番大きな違いは、Googleアカウントは全てのデータがGoogle社のシステムに囲い込まれることに対し、ATProtoは「自分のデータは自分のもの」という理念で構築されている。

Bluesky経由でアカウントを登録した場合にはBluesky Social社が管理するPDS(Personal Data Server)=パーソナルデータサーバーにデータが保存されるけれども、第三者が運用するサーバーに引っ越したり自前でサーバーを立てたりすることもできるし、最初からBluesky以外でアカウントを作成してそのアカウントでBlueskyを使うこともできる。

Unsupported block: callout

PDSについてはこちらの記事を参照:

中級者向け PDSガイド(2026年5月時点)

中級者向け PDSガイド(2026年5月時点)

自分で立てるのはハードルが高いけれどもBluesky以外のPDSを検討したい方のためのご案内

記事の冒頭でPDSとは何かの説明も試みている。

自分のデータは自分のもの

かつてのSumallyを利用していた人はいるだろうか。2023年にサービス終了し、エクスポート機能を使ってデータをダウンロードしたものの、活用する方法は特にない。サービス終了時や退会時にデータをダウンロードさせてくれるサービスは結構あるけれども、ダウンロードしたデータをその後ちゃんと活用できたことはどれくらいあるだろうか。

ATProtoの場合、特定のサービスが終了しても個々のユーザーのデータ自体は残る。また現状ではほぼ全てのデータが一般公開されているので、他のサービスで同じデータを活用することが基本的に可能である(非公開データが導入されたらどういう感じになるのかは不明)。特に、元のサービスがオープンソース(コードが公開されている)であれば、誰かが後継サービスを立ち上げられる可能性が残される。

Unsupported block: callout

ATProto上の具体例としては、WhiteWindがある。私の知る限りではATProto上の初めてのブログサービスで、今も存在はするけれども開発は多分止まっている。その後に立ち上がったブログサービスの中には既存のWhiteWindの投稿を取り込む機能が備わっているものがあり、WhiteWindがもし完全にサービス終了してwhtwnd.com自体がなくなったとしても、それまで書いた投稿が急になくなることは恐らくないし、別のサービスで活用することも(既に)簡単にできる。


↑ 簡単な説明だけ求めている方はここまで ↑




↓ もう少し知りたい方へ ↓


データは具体的にどう保存されるのか

各ユーザーの全データは、PDS=サーバー上のレポジトリー(repository)に保存される。レポジトリーは、それぞれのユーザーの専用のファイルボックスをイメージするとよさそう。レポジトリーの中身は、例えばPDSlsTaprootといったサイトで誰でも閲覧できる(現時点でほぼ全て一般公開というのはこういうこと)。私の場合は下記のとおり:

PDSls

Browse the public data on atproto

@aiueo.ooo

@aiueo.ooo

View @aiueo.ooo's repository on Taproot - AT Protocol explorer

ファイルボックスの中にあるフォルダーに相当するのがレキシコン(lexicon)。レキシコンは基本的にはサイトのドメインを逆さまにした状態で始まる(例:Bluesky=https://bsky.app/app.bsky.*となる)。その「フォルダー」の中にある個々のデータはレコード(record)と言う。

例として、一番最初のactor.rpg.*で始まる「フォルダー」にはRPGのキャラクターを登録・管理できるRPG Actor Registryhttps://rpg.actor/)で作成したレコードが入っている

https://pdsls.dev/at://did:plc:i7vd7szhlklkky6zsw6kqshn
  • actor.rpg.generatorの中にはサイト上のジェネレーターで指定した各要素が入っている。実際のレコードを見ると、各要素の画像が細かく登録されている。
  • actor.rpg.spriteの中には完成後のキャラクターが入っている。恐らく、ジェネレーターを使わずに直接画像をアップロードした場合には上記actor.rpg.generatorは作成されずにこちらのレキシコンに保存されるのではないかと思われる。
  • actor.rpg.statsの中にはRPG Actor Registryのサイト上でサイコロを「振って」出た各数値が記録されている(私以上にRPGが分からない人に向けて言うとHPやMPのようなもの)。

なお、上記レコードを見れば分かりやすいと思うけれども、画像自体はblobsとして別途保存されており、該当する画像ファイルがレコードの中で指定されている。動画や音声データも同様。「レコード」自体は全てJSONという形式の文字情報となる。

Blueskyの場合もこの要領で、投稿はもちろんプロフィールや「いいね」やフォロー関係などが全て文字情報の「レコード」として保存される。別のサーバーにアカウントを移した場合にはそれら全てごっそり持って行くことになる。

Unsupported block: callout

詳しく説明すると長くなりそうな上に私の理解のあやふやさがいよいよ顕著になると思うのでやめておくけれども、現時点で非公開のBlueskyアカウントというものが不可能なのもこういった仕組みに原因がある。ただし解決法について模索が進められており、実装の予定はある。Bluesky公式によると「2026年夏を目標に進行中」。

Interoperability(相互運用性)

ひとつのサービスで作られたデータを他のサービスが活用することが(基本的には)容易である、という点から、interoperability(相互運用性)という特徴が派生する。

個人的にこの特徴を最初に実感したのは、PopfeedBookhiveの例だった(どちらも英語のみ)。Popfeedは言うなればFilmarksやブクログを合体させたようなもの(映画・テレビ・ゲーム・本・音楽を対象とし、各カテゴリーのみに切り分けたバージョンもある)で、Bookhiveはブクログと類似している。Popfeedで登録した本はBookhiveでも表示されるし、Bookhiveで登録した本もまたPopfeedで表示される。

またサービスによってはBlueskyのフォロー・フォロワー関係がそのまま反映される場合がある。例えばPopfeedにログインすると、Blueskyでフォローしている・されているユーザーでPopfeedを利用している人がいればそのままPopFeedにも表示される(ただしサービス毎に性質が異なることを考慮してか、敢えて反映していないことの方が多い印象がある)。

最近よく使っているものではMarginSembleの例もある(どちらも英語のみ)。趣旨や表示の仕方は異なるけれども、どちらもすごく強いて言えばはてブのようなソーシャルブックマークサービスで、一方で保存したブックマークはもう一方でもアイコン付きで表示される。わりと最近、kipclip(英語のみ)などのコミュニティーレキシコンを利用しているサービスもここに加わった

コミュニティーレキシコンとは

複数のサービスによる使用を最初から想定しているレキシコンは「コミュニティーレキシコン」(community lexicon)と言う。代表的な例の「Standard.site」はブログのプラットフォームが使用するレキシコンで、統一することによって下記のようなメリットがある(ユーザー目線)。

  • 複数のプラットフォームにわたって投稿を検索することができる(例:pub search)。新たなプラットフォームが立ち上がった場合、Standard.site形式を取り入れていれば自動的にそういったサービスの検索対象となる。
  • 同じく、Standard.site形式の全てのプラットフォームのブログ記事をまとめて表示できるサービスが既にいくつもある。例:mochottの「standard.site」ページ、GreenGaleのトップページの「Network」タブや各ユーザーのトップページ、Leafletの「Reader」ページ、Lemmaの「Recent」ページ、Marginの「Discover」ページ、Standard.site用RSSリーダーのように機能するStandard Readerのトップページ等(mochottのみ日本語版あり)。
  • WhiteWindの例のように、難しいことをしなくてもひとつのサービスから別のサービスに乗り換えることが可能になる。投稿はもちろん、AT Protocol上でのフォロー・フォロワー関係や投稿の「いいね」などといったデータもそのまま移行される。
  • (通知周りとかは多分開発中、これからまだどんどん発展すると思われる)

つい最近、WordPressのプラグイン「ATmosphere」が発表された(英語の関連ブログ記事)。日本語訳はまだないけれども、これで既存のWordPressブログもどこにも移動することなくStandard.site形式を取り入れることが可能になる(WordPress.comではなくWordPress.orgの話であることに注意)。

(需要があればStandard.site対応の各プラットフォームの特徴について別の記事にまとめる)

【追記】この記事を一旦下書きして放置していた間に、山貂さん(@yamarten.bsky.social)がStandard.siteについてのブログ記事を書かれていたので、詳しくはそちらを参照:

standard.siteとは結局なんなのか

standard.siteとは結局なんなのか

AT Protocol blog platform

またBlueskyにStandard.site形式のブログやブログ記事へのリンクを投稿すると、通常のリンクよりも詳しいリンクカードが表示されるようになったので、そこでまたStandard.siteの知名度が一段と上がったのではないかと思う。

ActivityPub/Fediverseと何が違うのか

同じ「分散型」ネットワークとして、MastodonやMisskeyでお馴染みのActivityPubやFediverseとどう違うのか、といった疑問をBlueskyで見かけることがある。用語を少し整理すると、ActivityPub ≒ AT Protocol(仕組み自体)、Fediverse ≒ atmosphere(その仕組みで形成されるエコシステム)、MastodonやMisskey ≒ Bluesky等(エコシステム内の各種サービス)と理解している(間違っていたら申し訳ない)。

どう違うのかは、不具合が起きたときの状況を比較すると分かりやすいと思う。

……という話について書くためにそれぞれのDDoS攻撃の詳細を改めて確認しようとしたら、RSSリーダーに保存していたNighthavenさん(@moja.blue)のブログ記事が出てきた。私が書きたかったこと全て+α含まれているので、こちらを読んでください:

Blueskyが落ちてもatprotoは生きていた——分散の話をもう一度 - Nightflight

Blueskyが落ちてもatprotoは生きていた——分散の話をもう一度 - Nightflight

ひとつだけ補足すると、BlackskyのAppViewはBlackskyコミュニティー外のユーザーも利用できる。Blacksky製のクライアントにログインしたり、Bluesky以外のAppViewを設定できるクライアント(例:後述のWitchsky)を利用することで、PDSを問わずBlueskyのAppView関連の問題を回避できる。

その他のメリット

運営会社からの解放

TwitterやMeta(FacebookやInstagram)の近年の運営方針と考え方が合わなくなった、という方は少なくない。だからといって「避難」するためにはどうしたらいいかというと、BlueskyやMastodonなどといったまるっきり別のプラットフォームに登録し、また一から始めるしかなくなる。

Unsupported block: callout

AT Protocolの場合は、例えばBluesky Social社が急に右傾化したりユーザーの動向を鬼のようにトラッキングして莫大な広告費を得るようになったりして離れたくなった場合、Bluesky以外のPDSに引っ越し、各種インフラも他社・他者が提供するものに切り替えて、データを全て維持したままBluesky Social社から逃れることが可能となる。

Protocol Overview - AT Protocol

Protocol Overview - AT Protocol

An introduction to the AT Protocol.

ATプロトコルの目的は、ユーザーがサーバーの関与なしに自分のアカウントを新しいPDSに移行できるようにすることです。

ただし現時点では各種インフラの他の選択肢がまだ限られているという問題がある。鋭意開発中というところもあるので、今後の発展に期待する。

またBlueskyほかコンテンツのフィードにまつわるサービスに関しては、運営会社による一律のアルゴリズムから逃れることができるのも大きい(これに関してはもしかしたらMastodonなども似たところがあるのかもしれないけれども、登録したもののほとんど使っていないのでとりあえずAT Protocolの話だけする)。単純にフォローしているアカウントによる投稿が逆時系列で並ぶタイムラインの他に、キーワード別などあらゆる趣旨であらゆる並べ方をしたフィードを自由に作成・閲覧することができる。

開発の自由

TwitterはかつてTweetbotなどといったサードパーティークライアント(Twitterへの投稿・閲覧等ができる、Twitter社以外の第三者によるサイトやアプリ)や、Twitterへの自分の投稿を自動的にEvernoteに保存できるツイエバなどといった外部サービスが存在したが、2023年にサードパーティー製アプリを禁止し、無料APIの提供を終了した結果、一部有料サービス以外はなくなってしまった。上記のGoogleの例同様、Twitter上のデータはTwitterが囲い込んでいるので、Twitterの許可がないと他社のサービスやアプリは何もできない(ここでは「API」がその「許可」にあたると解釈していい)

それに反して、Blueskyのデータは各々のユーザーがアカウントを置いているサーバーにあり、Bluesky Social社が管理しているとは限らない。現時点ではほぼ全て一般公開されている。いかなるアプリやサービスも申請等なしに利用可能のため、あらゆるアプリやサービスの開発が自由に繰り広げられている。画像と動画に特化したInstagram類似形式のFlashes(iOSのみ、Android開発中)や動画に特化したYouTube類似形式のSkyTubeなどといった、公式とは全く異なる形式のBlueskyクライアントもある。

ユーザー側としても、サードパーティー製のアプリやサービスが自由に開発できる環境の方があらゆる選択肢が増えるというメリットがある。

アプリ・サービスのまとめサイト

AT Protocolという仕組みで形成されるatmosphereには、実にたくさんのアプリやサービスがある。情報がまとまっているサイトを紹介するけれども、①いずれも英語(機械翻訳で多言語もある可能性あり、でもそれならブラウザー内で翻訳するのと変わらないと思う)、②全て網羅しているものはない(特に、日本を含む英語圏以外の国で開発されたものはきっと抜けがち)点に要注意。

ATStore

at-store | Apps on the Atmosphere

at-store | Apps on the Atmosphere

Discover apps and tools across the Atmosphere. Find your next favorite app today!

最近、それぞれのアプリやサービスをまとめて紹介し、ユーザーがレビューを投稿できる「ATStore」が公開された。現状を出発点としたコミュニティープロジェクトにしたいようで、まだまだこれからだと思われる。アプリ・サービスを提供してくださっている方は、公式アカウントからログインすることによって掲載内容を編集できるようになる模様。現時点で396件掲載。

AlternativeProto

AlternativeProto - Decentralized Web Catalog

Discover decentralized alternatives to popular websites and webapps built on the AT Protocol

より知名度の高いサービスの代替というかたちで紹介するサイト。掲載数が少なく、比較対象が英語圏のサービスなので日本語ユーザーにとってどれくらい便利か不明だけど、もし比較サービスが分かれば一番分かりやすいとは思う。比較しやすいサービスがないものは掲載されないということにはなるので他のサイトとの併用推奨。現時点で42件掲載。更新がしばらく前に止まっている可能性あり。

ATmosphere App Catalog

ATmosphere App Catalog

ATmosphere App Catalog

A catalog of ever-growing apps built on AT Protocol.

ざっと一覧しやすいサイト。現時点で385件掲載。

日本語は?

日本語のまとめサイトがないな、と思って自分で作ることを検討したけれども、日本語圏の情報に疎く英語のサービス中心になってしまうのでやめた。日本語のまとめサイトも、私が知らないだけで既にどこかにあるのかもしれない(是非教えてください)。

おすすめのアプリ・サービス

書き始めたらたくさんありすぎたので、ここではあくまでもAT Protocolの仕組みや可能性を特に強く実感できるものに限定する。いずれも現時点では日本語対応はしていない。

Aether OS

Aether OS

A web OS environment for the AT Protocol. 42+ apps running in your browser, your data stays on your PDS.

「ATProtoの可能性を実感」といえば個人的にまずはこれ。デザインがとても好きなのもあるけれども、それを置いといてもとにかくすごい。リンクカードにも書いてあるとおり、ブラウザー内で機能するネット上のOSで、42件以上のアプリをその中で使える。データは全てPDS(AT Protocolのアカウントを置いているサーバー)に保存される。メモ帳やカレンダー、To Doリスト、連絡先などといった基本的なもの、カラム表示のBlueskyクライアント、ポケットカメラ風のカメラアプリ、他のAT Protocol上のサービスのクライアントなど、できることが多岐に渡る。

特にメモ帳・カレンダー等に関しては今はまだ全てのデータが一般公開状態になることに注意が必要だけど、非公開データが可能になったら使い道がぐんと増えると思われる。

Witchsky

Witchsky

結局一番よく使っているBlueskyクライアント。Bluesky本家をベースにしている(フォークしている)ので、初めて使う方も公式と同じ感覚で使える。Blueskyの公式サイトがオープンソース(コードを公開している)だからこそ可能。公式と何が違うかというと、中級者・上級者向けの独自機能が結構あり、カスタマイズできる要素も多い。

ちょっと上級者向けの話も一瞬すると、CDN、PLC directory、constellation instance、AppViewをデフォルト以外に設定できるので、Bluesky本家に不具合があっても回避できるケースが多い。これは他のほとんどのクライアントと比べても大きいのではないかと思う。

各種イベント関連サービス

特にイベント関連のコミュニティーレキシコンを使っているもの。知っている例ではatmo.rsvpSmoke SignalOpenMeetがあり(下記投稿の各スクリーンショット参照)、一方のサイトでイベントへの参加表明をするともう一方にも自動的に反映される。

ユーザーは一番使用感の合うサイトを使えるし、主催者も複数のサイトにイベントの情報を掲載しながらも参加表明が分散しないので人数把握にも役立ちそう。コミュニティーレキシコンというものが光る良い例だと思う。

また参加表明をすると上記Aether OSのカレンダーなどにも自動的に追加されたりと、参加するイベントの情報を元に機能する他のサービスも利用できるし、AT Protocolのアカウントを持っていれば新たに作成する必要もないので、参加表明のハードルがその分低くなる。

【6月16日追記】今日、私の知る限り初の日本語のイベントプラットフォームが発表された

atmeet — Blueskyで、集まろう。

atmeet — Blueskyで、集まろう。

atproto 上のイベントプラットフォーム。勉強会・カンファレンス・オフ会・同人イベントに、ひとつのアカウントで参加・開催。

イベント関連のコミュニティーレキシコンに対応しており、上記英語のサービスで参加表明したものもちゃんと表示される。スクリーンショットの2件はatmo.rsvpで参加表明(「興味あり」に設定)した。

https://atmeet.app/mypage

その他

Standard.site対応のブログサービスやソーシャルブックマーク系のサービスについては既に書いたので、こちらでは割愛。

RPG Actor Directoryについての脚注にも書いたとおり、全てアカウントが既にあると思うととりあえずなんでも試してみようという気持ちになりやすい。Radialというアプリもその良い例だと思う(今はiOSのみ、いつかはAndroid対応予定)。

The pro cycling app

The pro cycling app

Live race updates, hot-takes, results, where to watch, and what's coming up. The pro cycling fan app, in one place.

プロの自転車の……いや、サイクリング?……そのまんま「プロサイクリング」でいいのだろうか、多分ツール・ド・フランスとかであって競輪とは別物だし……と、日本語の名称が分からないことから伝わるとおり、競技自体には正直全く1ミリも興味がない。それでもインターフェースがなんだか良さげというだけの理由でTestFlightの段階から全く意味もなく入れてみていた。アカウントを新たに作る必要があったら面倒くさくて入れなかったと思う。

競技自体は全く分からないけれども情報の見せ方がとても良いので、競技のファンの方はもちろん、AT Protocolのアカウントを持っているデータオタクは是非見てほしい。これをきっかけにファンになる場合もあるかもしれない(私はスポーツ全般にほぼ全く興味がないので希望薄め)。

ニッチなものでは他に、コーヒーの焙煎に凝っている人のための記録サービスなどもある。

Arabica

Arabica

Coffee journaling for the open social web. Track, share, and own your brews.

まだ全然開発中のお茶・紅茶バージョンもひっそりと公開されている。安定していないとの注意喚起あり。

Oolong

Oolong

Tea journaling for the open social web. Log every steep, track your teaware, share your tea story.

どちらもアイディアはすごく好きだけど個人的には(少なくとも今は)使えないので、活用できる方には是非とも使っていただきたい。

おすすめの情報源

  • ちゃんとした知識をつけたい方は、山貂さん(@yamarten.bsky.social)やNighthavenさん(@moja.blue)のブログ等を参照。
  • 今のところ英語ばかりだけど、AT Protocolについて解説しているブログ記事をSembleのコレクション「AT Protocol explainers」にまとめている。
  • AT Protocol公式ドキュメンテーションのサイトも(全ては訳されていないけれども)日本語版がある。より専門的な解説が欲しい方は「atprotoを知る」などを参照
  • (ほとんど)英語でもよければ、Ariel M.さん(@byarielm.fyi)によるフィード「@proto」が情報収集におすすめ。投稿を拾うユーザー(デベロッパーほかATProtoに関心のある人など)をまとめたリストが元になっているのでノイズが少ない。私はここしばらくは主にここから情報を得ている。たまに日本語の投稿も見かける。
  • 日本語では、きずかさん(@mkizka.dev)によるフィード「ATProto(ja)」もある。こちらは全ての日本語の投稿から関連キーワードを拾っている模様。

更新ログ

細かいもの以外

  • 2026/06/13 13:00 – いつの間にか公開されていた
  • 2026/06/13 13:13 – Sembleの「AT Protocol explainers」コレクションへのリンクを追加
  • 2026/06/13 20:50 – 当初の執筆時より後に知ったStandard Readerを追加
  • 2026/06/14 13:51 – GoogleとAT Protoとの「一番大きな違い」についての脚注を追加
  • 2026/06/16 10:08 – actor.rpg.*のスクリーンショットとatmeetについての情報を追加
  • 2026/06/16 15:18 – atmeetのスクリーンショット差替
  • 2026/06/26 02:23 – pckt.blogにもWhiteWindインポート機能があることに気付いたので追加

  1. Googleアカウントを使って他のサイトにログインできる場合もあるけれども、その辺の詳しい仕組みは具体的に理解していないのでここでは一旦無視する。
  2. Googleのサービスは全て同一の企業が提供しているのに対しATProtoのサービスはあらゆる無関係の企業や個人が提供しているという点も入れると二番目に大きな違いかもしれないけれども、そこはさすがに説明しなくても分かるだろうと思って省いてしまっていた。一応触れておく。
  3. しかもダウンロードしたCSVファイルめちゃくちゃ文字化けしていた。多分もうどうしようもない。
  4. 個人的に観測している範囲ではGreenGale、mochott、pckt.blogなど。
  5. 「*」は「ほにゃらら」とでもフリガナを想像してください。「○○」相当
  6. RPGやらないくせになんとなくノリで作った。「アカウントが既にある」のでなんでもとりあえず試してみるハードルが低く感じる。
  7. 英語でもよければ、Daniel Holmgren氏のブログ https://dholms.leaflet.pub/ の「Permissioned Data Diary」シリーズを参照。
  8. どちらもサイト・アプリのインターフェースは英語のみだけど、日本語の媒体も検索でわりと出るので私は両言語で使用している。
  9. Marginの現在のOGP画像に私のブックマークが写っているけれども関係者ではありません。
  10. 日本語ではRito https://rito.blue/ja というサービスがあるけれども、同一のブックマークに対して日本語と英語の情報を付与できるように独自のデータ形式を使っているため相互運用はできていない。
  11. あくまでもこの一文の文脈において。本当はサービス間の連携のためのインターフェースを指す。
  12. 悪質なものはバンされる可能性あり?詳しく調べていないけれども、バンされるPDSもあるのならバンされるサービスもありそうだなと思い。
  13. 分からなさが正確に伝わるように敢えて調べていない。投稿後に確認する。
  14. レポジトリーは正しくは「リポジトリ」と書くことが判明。個人的には「レポジトリー」がしっくりきてしまったのでとりあえずそのままにする。

Did you enjoy this article?

Recommend it — Standard Reader surfaces well-loved writing to more readers across the network.

Across the AtmosphereDiscussions